バリ島で暮らすこととは。理想と現実

朝6時前、外はまだ暗いがニワトリや犬の鳴き声が鳴り響く朝のキッチン。
そう、私は現在バリ島に滞在している。

Airbnbで大きなヴィラの一室を借りていて、ホストも同じヴィラに住んでいる。(バスルーム・トイレは別であるが、キッチン・ダイニング・リビングは共用)

ホームステイという打ち出し方で入ったわけではないが、要は学生のとき以来のホームステイだ。
しかも家族連れで。

本来はヴィラを賃貸契約する予定で動いていたものの、自分たちに合う物件が見つからず苦戦中であり、Airbnbの物件も沢山探したが娘の学校との距離感など様々な条件に合う物件が全くない。

調べるのも、一件一件問い合わせするのも、内見行くのも、もう全てに疲れ果てていた時にAirbnbで見つけた今のお家。

60代の夫婦が営むヴィラ。

オーストラリア人の旦那さんは昔オーストラリア北東部のグレートバリアリーフにあるハミルトン島の五つ星ホテルのチーフシェフをやっていたという凄腕シェフ。日本食レストランで働いていた経歴もあり、日本食にもやたら詳しい。(日本人の私よりも詳しいことも多々あり)現在は自宅で料理教室の先生をやっていたり、インドネシアコーヒーのスペシャリストでもある。

一方、インドネシア人の奥さんは子供の家庭教師をやっていて、英語やインドネシア語、アラビア語、算数などを教えている。またジュエリーや子供用のぬいぐるみ、レザーバッグをハンドメイドで作った小さなショップも営んでいる。

料理と珈琲が大好きな私や、育ち盛りの現在4歳の娘にとっても、このご夫婦の経歴には惹かれるものがあった。

面白そう!!という勢いで突如始まったホームステイ生活。

それはそれは面白いストーリーが毎日更新されていく。

コケコッコー、ワンワンワンワン、ミャーオミャーオニャーと動物の鳴き声で目が覚めた初日の朝。

時計を見ると朝4時…いやその前か。寝ぼけていたので時間はよく覚えていないが、あまりの煩さに今後の生活が不安になったのを思い出す。

これがバリ島でのリアルな生活か…とこれまで五つ星ホテルで優雅に過ごしていた二週間がすでに懐かしく、また少し戻りたい気持ちになった。

まだ外は真っ暗、二度寝をしようと試みるも鳴き声ばかりが気になり、声もどんどん大きくなっていくような感覚で全然寝つけない。そんなこんなで寝不足のまま2日目がスタートした。

続きは次回。

初日に撮った写真

バスルームと洗面所が外だったことに衝撃で撮った一枚。バリ島ではバスルームが外なのは珍しくないが、わたしにはまだハードルが高かった…

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